ども〜、な、なんなんですか今日の寒さは!!!

あ、すいません、オスカルNicアライグマ/ポスドクです。
この寒さじゃ、水道水では手も洗えませんですよ。ささ、給湯器のスイッチを入れなければ。
(↑い、いままで我慢してたのか?;)


さて、寒い時にはお笑いで体をあっためるというのはどうでしょうか?
あは、あはは、あははははは(>笑<)ノ
少しはぬくまってきませんか?

Nicはラジオ派でもあるのですが、先日の金曜深夜に、松本人志さんの番組を聞いていたところ、興味深い話が。

要約すると
「今、笑いの業界では人が多くて、実力のある若手ー中堅でも冠番組をなかなかもてないでいる。O~とかP〜とかもそやろ。実力はあんねんけど、頭打ちっていうか、椅子の方が足りてないんやな」
ということだったです。

これを聞いて、Nicは、あ〜、同じや〜と、思いました。
お笑いで暖まるどころか、暗い話を聞いてしまった・・・.

最近ポスドクが増えてるね〜と言われますが、これは小泉首相時代の「ポスドク増殖(?)計画」が実を結んだ結果であり、また、その政策時にポスドクになりそうな世代、すなわち「団塊ジュニア」世代がうまいことはまった相乗効果でもある、と、考えられる。

競争は、より完成度の高いものとか、レベルの高さを引き出す効果はあると思います。「競争のないところにいる研究者(?)」をみると、競争がある一定の効果をあげていることは否定できないです。

でも、よく考えてみてください。
そこに「未知の力」の作用はないものと仮定して、
公募によってある大学の教員なり、所の研究員なりが選ばれる場合、
頑張って論文を30本書いていたところで、他の誰かが35本書いていればその人に椅子=ポストが廻ってくることになりますね。

結局今の状況では、ポスドクに対するポストの数は絶対的に少なく、数は限られているので、この競争には、必ずある一定の「敗者」が出ることになっているのです。ポストの数が限られているってことは、絶対評価ではなく、時代によって相対的な評価がされるってことですね。

やっかみを承知で言うと、10年前なら助手などの任期なし職が得られた業績があっても、今は、それよりもっと業績がないと面接に残してもらうのすら難しい状況なんだよ〜。

あ〜。

自分が公募で選ばれたら、誰かが落ちたってことです。
競争なんだから、そんなの当たり前だと思いますか?

だったら、公募に落ちたポスドクはどこにいけばいいのでしょう?
運動会の徒競走に負けるのとは違うのですよ。
人生の話ですよ。

「多くのポスドクが希望の職に就けない」問題の対策として、Nicが有効だと考えているのが、
1)今よりポストを増やすこと
2)希望でなくとも、他の業界への業種を促すこと
ではないでしょうか。

1)は「政策」を担う人へのお願い。2)はそんなの待って人生を浪費できないポスドクの自己防衛の意味を込めての提案です。

1)について、
上司への不満を込めて「上の人がさっさと抜けてくれればポストが空く」と言う人もいるけど、まじめに考えたら「科学の裾を広げる」って、そういうことじゃないでしょ?
ポスドク増殖計画」が科学の裾野を広げることを本当に目的としているなら、競争を厳しくするだけじゃなくて、科学が一生の仕事にできる環境を整えてほしいと思う。今の状況は、ポスドクに対するポストの数が少なすぎるんだよ!絶対!
(>_<)ノ

2)について、
今更他の業種に目を向けろと言われても困る、というのが自分の、あわわ、ポスドクの本音やと思います。けど、3年、5年と過ぎる前に、自分の人生をまじめに考え直さなあかんと思ってる。こんな政策にあたって踊らされた(?)のはどうしようもないけど、それでもこれは自分の人生やから、自分で考えて決めなあかん。



芸人がタレント性を生かして執筆とか映画監督とかするのはいいと思うんだー。麒麟のふたりはいいですね。漫才の実力(これがまず大事)に加えて、タレント性に磨きがかかってきている。

平凡なポスドクの場合は、そんな簡単にいかんけどさー。




なんだか、熱くなってきました。
ね、熱・・・知恵熱が出たかも。



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