ども。GWでも実験中〜のポスドクNicです。

去年までは、GWは学振の書類書き(書けず)に苦しむ時期だったんですけどね、今年は志半ばで時間切れ(年齢制限)となってしまい、強制卒業?とあいなりまして。

ほんだらば、人並みに楽しむ大型連休にしようとしていたのに、実験が入ってもうてん。


まぁ、それはええです。
Live Standも、開幕戦からの日ハムも、ファンの方のブログで楽しませてもらいましたし。特に野球の方は結果しかフォローできてないから、記事にはできへんのですが・・・.ひちょりんも稲葉さんも賢介さんもぼちぼちええ感じみたいなので、こっそり見守っています。勝つ日もあるし負けることもある、それがペナントレース



話は戻りますが、学振と言えば、怖〜い話があるのです。

え〜、ある学会の懇親会の3次会で、3人の女子がひっそりと飲んでいたと思ってください。


あっちゃん「・・・Nicさん、もー飲まないんですか?」

Nic    「いや・・・」


ゆーこ  「何?急にテンション下がってんの?」


Nic    「ん〜。」


ゆーこ  「あぁ、さっきの、Iさんの話でしょ?」


Nic    「うん。ちょっとなぁ。あれは、なんとも言えんなぁと思って」


あっちゃん 「え〜。他人の結婚で落ち込む年でもないでしょう〜?」


ゆーこ  「年って、オイ。そういう問題じゃないじゃん」


あっちゃん 「ハイ。すいませーん。」


Nic   「Iさん、さくっと学振やめたやん・・・。」


ゆーこ  「思い切ったよねぇ。」


あっちゃん 「はぁ〜? 学振辞めて、さくっと旦那についていったことにショックを受けたんですか?」


Nic  「だってさぁ、学振だよ〜」


ゆーこ 「まぁ、なぁ。」


Nic   「3年くらいさぁ、離れてたっていいやんかぁ。籍入れてんなら。なんで辞めてまでついて行くんやろ・・・」


あっちゃん 「ご懐妊じゃないんですよね?」


ゆーこ  「まぁ、違うらしいけどね。」


Nic   「Yさん(←Iさんの旦那)もYさんやわー。なんで連れてく?」
(Yさんは同業者)


あっちゃん 「Iさんのほうがついて行きたかったんじゃないの?」


Nic   「ほえ〜。」


あっちゃん 「吠えないでください〜。もう、い〜年なんだから」


ゆーこ  「だから年はええやろって」


Nic 「んにゃ〜。いい年やけどさぁ。仕事辞めた自分とか想像できないからなぁ」


あっちゃん「まぁでも、Iさんはこの先


     学会での呼ばれ方は


     「Yさんの嫁」ですけどね。」


ゆーこ&Nic 「きゃー!!!」


あっちゃん 「な、なんですか?」


ゆーこ  「あんた〜、時々、ものすっごく怖いこと言うよね?」


あっちゃん「そうですか〜?」


というわけで、30代も半ばにさしかかろうというポスドクだけにとって怖い話でした。


やでやで。

30代の研究者といえば、なんとか研究を続けてこられて、ようやっと「あ〜、それやったら○○さんに聞いてみるといいよ」と言われるくらいに、上の人からの覚えもめでたくなってくる頃やのに。いわゆる、いろんな意味で働き盛り。

学会で自分の名前が失われてくことの怖さは、ぴちぴちの若い人には分かりにくいかもしれない。
怖いとか思うのはうちらだけかな?


まぁ、Iさんなら新天地でイイ仕事を見つけはることもできるはずでしょうが、あれから3年、今のところそのような話は聞きません。お子さんが生まれたという話は聞いたのですが。


出産後のための学振とかありますから、本人がその気なら復活することもできるでしょう。


でも、優秀でもなんでもないウチが、いったん仕事を辞めて、復活できる可能性は0に近い。


だからといってこの仕事がいつまでも続けられるわけでもない。


ひがみでなく、ただこの現実がつらいだけです。



はぁ。・・・幸せってなんだろう?